超人気シリーズ>>>歴代の全仮面ライダーを本より詳しく解説!!仮面ライダーまとめ一覧!!



「今回の仮面ライダー、つまらない…」放送中からそんな評判がたくさんネット上にあがってしまっていたのは、2017年から18年にかけて放送されていた仮面ライダービルド

正統派の正義のヒーローが登場し胸アツな名言もたくさん飛び出した作品で、個人的には結構好きだったのですが、実際は平均視聴率3.2%と平成ライダーシリーズの中では残念ながら最下位から2番目の視聴率の悪さでした。

なぜそんなに厳しい評価が多かったのか、どうしてビルドは駄作(ださく)と言われてしまったのかを徹底的に調べてみたのでご紹介します。

ビルドのつまらないポイントはここだ!

作品を見ての感想なんて人それぞれ…だとは思いますが、ビルドに関しては「つまらない」と辛口芸能人のマツコ・デラックスさんもびっくりするような厳しい評価をネット上にあげている人がたくさんいました。

その評価を見ていると、だいたい5つのつまらないポイントにまとめられます。

つまらないポイント5つ】

  • ラスボスは強すぎて、主人公は弱すぎる
  • 設定に全く一貫性がない
  • 重いテーマを掲げたのに、その表現が軽すぎる
  • アクションシーンがカッコ悪い
  • ギャグが寒すぎる

それでは、1つずつ見ていきましょう。

マツコ・デラックスさんの辛口コメントがズバッとささるCMがありますよ

子供から大人までみんな大好きなハッピーターンが、2019年秋に4年ぶりにリニューアル。それを食べたマツコさんの「変わらないわよ」の一言を聞き、試したくなってコンビニに走った人もいるのではないでしょうか。

私の予想ですが「変わらないわよ」と言いながらも、優しいマツコさんなら「まぁでもやっぱりハッピーターンは美味しいわね」とコメントしそうですよね。

この記事もビルドのつまらなかった部分にズバズバ切り込んでいきますが、それも「仮面ライダー愛があるがゆえ」なのでご理解くださいね。

その1 ラスボスは強すぎて、主人公は弱すぎる

あなたは仮面ライダーや戦隊ヒーローに何を求めますか?物語の最後はどんな展開であることを望みますか?

たいていの人はこう答えるでしょう。正義の味方の主人公が悪い敵をコテンパにやっつけること、と。

そうですよね。やっぱり正義の味方であるヒーローにはたとえ苦戦したとしても、最終的にはカッコよく悪役を倒してほしいですよね。

でもビルドの場合は、ラスボス・エボルトが強過ぎました。いや、敵が強いのはいいんです。その方が盛り上がりますからね。いいんですが、その敵に対してヒーローが弱い。よってこんな事を言い出す人も…。

主人公よりも悪役のほうが目立ってしまい、タイトル変更願いがでるほどです。敵が目立ちすぎで、もはやどっちが主人公だか分からない、ということですね。

ヒーローが勝てそうで勝てない、という状況は見ていてハラハラドキドキします。でも敵が強すぎて主人公たちがいいようにやられていく姿を見ていると、なんだかもう仮面ライダーに勝ち目なしなの?と思ってしまう人も…。

こうなってしまうとテンションが下がってしまうのも分かる気がしますよね。これが「ビルドつまらない」という評判をしている人が挙げている理由の中で一番多かったものなので、もう少し詳しく見ていきましょう。

【ラスボス・エボルトはなんでもありの宇宙人】

ビルドの最終的な敵であるエボルト。ぱっと見イケイケな感じでカッコいいですが、目はどこでしょうか?ちょっと気になりますが、まぁそんな疑問は置いておきましょう。こいつがとんでもなくめんどくさく強かったんです。

エボルトとは

パンドラボックスを使い火星など宇宙にある多くの惑星を破壊し、そこにある命を奪ってきた地球外生命体、いわゆる宇宙人。と言っても、テレビ放送中に本来の姿を見せたことはなく、まるで幽霊かのごとく常に誰かに乗り移っていました。

そして乗り移られた人物は、戦う時に仮面ライダーエボルに変身します。

本来の姿を見せなかったのは別に恥ずかしがり屋なわけではなく、火星を壊そうとした時に火星の王様の奥さんである王妃との戦いで肉体を失い、アメーバのような姿になってしまったからなんです。

本来の姿はどんな姿だったのか、気にならなくはないですが…。アメーバみたいになってまで生命を維持しようとするほどしぶといやつ、というのは間違いないですね。

『なーんだ、アメーバ相手に戦うとか余裕じゃん!』なんて思ったら大間違いですよ。エボルトは火星でアメーバちゃんになってウヨウヨしていたところ、のこのこやってきた石動惣一(いするぎ そういち)に乗り移り地球に上陸。

実はこの物語の中で起こる出来事は全てこの時のアメーバのシナリオ通りだったということが明かされました。まさに「エボルトの仕業」だったというのです。

ざっくり解説!ビルドってどんな話?

火星から宇宙飛行士が持ち帰った四角い箱、パンドラボックスから急に現れたスカイウォールというでっか~い壁によって、日本が北・東・西の3つの国に分けられてしまってから10年…。

その東の国で悪い組織によって生み出された謎の生命体スマッシュが、様々な悪事を働いていました。その謎の生命体と戦っていたのが記憶を失った主人公・桐生戦兎(きりゅう せんと)と、戦兎に助けられ相棒となった万丈龍我(ばんじょう りゅうが)でした。

第17話以降では3つの国は四角い箱をめぐって戦争を始めますが、その決着方法として仮面ライダー同士の戦いが行われました。

やっとその決着がついたと思った第30話にて、とうとう石動惣一に取り付いているエボルトの存在が明らかになります。

そして日本が3つに分かれてしまったのも、ファウストという組織を作り出したのも、それぞれの国同士が戦争するように仕向けたのも、全てエボルトの計画だったということが明かされました。

それ以降、主人公たちはすべての元凶であるエボルトを倒すために戦うことになるのです。

「○○の仕業」ってなんだか聞いたことがあるぞ…

「ゴルゴムの仕業か!」というセリフが流行ったのは、昭和仮面ライダーシリーズの仮面ライダーBLACK放送中のこと。

BLACKの敵はゴルゴムという秘密結社だったのですが、BLACKの変身者であり主人公の南光太郎(みなみ こうたろう)は何か事件が起こるたびに特に調査したりするでもなく「ゴルゴムの仕業か!」と決めつけていました。

そのことから当時は「あれ?宿題のプリントが見つからないなぁ」「なに!?ゴルゴムの仕業か!」なんてやり取りが大流行したんです。

物語の全てを裏で操っていたエボルト。ライダーたちだけでなく、登場するすべての人物の運命がエボルトの手の中にあったわけです。それだけで「なんてずるがしこくて、めんどくさい敵なんだ!」と思いますよね。

でもエボルトは単に計画を立てたり人をダマしたりするのがうまいだけではなくて、その戦闘能力もずば抜けていました。さらに話が進むにつれてどんどん強くフォームチェンジして、主人公たちを追い詰めていきます。

だんだんと強くなるにつれて、ブラックホールを使ったり惑星の間を自由自在に移動したりと、その強さはまさに宇宙規模でした。そんなのアリ!?と思わずツッコみたくなっちゃいますよね。

黒い穴、ブラックホール

ブラックホールと聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?なんでも吸い込まれてしまう怖いイメージがある人が多いのでは?と思います。

ブラックホールは英語で、そのまま訳すと「黒い穴」という意味です。

とても重力が重い天体で、その上で光を出したとしても出た光は天体の重力で引き戻され、天体から逃げだしていくことはできません。それがつまりブラックホールです。

もちろんそんな敵を前に主人公たちは大苦戦します。当たり前ですよね、他の星に瞬間移動とかズルすぎです。そんなわけでネットでは「チートすぎる!」と話題になっていました。

チートってどういう意味?

本来はコンピューターゲームでプレイヤーが自分に有利になるようにプログラムを改造する行為のことを指します。ズルをする、ということですね。

そこから発展して、ネット上ではよく「ズル(チート)していると思えるほど強い、能力が高い」という意味で使われています。

エボルトに圧倒的な強さを見せつけられ、ビルド達は毎度毎度負けたり逃げたりすることになります。これではヒーローが悪いやつをやっつける!というお決まりパターンから大きく外れてしまい、ヒーローものを見ているはずなのにどうもスッキリしなくてつまらない、という評価に繋がってしまったようです。

もう無理だ…。そう視聴者に思わせるほど強い敵を生み出したのは、脚本家を含めたビルドの製作チームですね。そのため製作チームの「エボルトが大好き、もっと推したい」という思いを感じ、そこへの不満も多数挙げられていました。

製作会議の中で「エボルト、こんな感じでどうでしょう?」「おぉ、強くてカッコよくない?」「いいね、もっと強くしよう!」みたいになったのでしょうか。でもちょっとノリノリになりすぎちゃったようですね。

パパ
いや~、やっぱりそこは敵よりも主人公たちを大切にしてほしいな。

【対して、パッとしないビルドの最終形態】

さて、最強すぎる敵・エボルトを前に苦戦する戦兎達ですが、39話にて戦兎は仮面ライダービルドの最終形態へと変身します。

最終形態と聞くとさぞ強いのでは?と期待するところですが、何とこの最終形態のジーニアスフォームは残念ながらあまりパッとしませんでした。

100mを0.9秒でかけ抜けることができるスピードと、アフリカゾウのオス約10頭分のキック力とパンチ力を持つというジーニアスフォームですが、その活躍をまとめると次の通りです。

ジーニアスフォームでの活躍

  • エボルトの仲間・マッドローグを圧倒するも、エボルブラックホールフォームの瞬間移動によって逃げられる
  • オウルロストスマッシュを倒し、スマッシュにされていた北都の首相である多治見首相を無事救出した
  • エボルを変身解除に追い込んだが、その攻撃でエボルトに人間と同じような感情を与えることに…
  • スタッグロストスマッシュとなっていた志水を救った
  • 感情を手にしたエボルは対戦中に怒りの感情によりパワーアップ、圧倒される
  • CDロストスマッシュとなっていた美空を救い出した
  • 葛城忍が変身するビルドラビットタンクと対戦し圧倒するが逃げられる
  • エボルブラックホールに圧倒されつつ仲間3人と力を合わせて勝利したが、それもエボルトの計画の1つだった
  • 惑星を吸収してパワーアップしたエボルブラックホールと対戦し必殺技をお見舞いするも、逃げられる
  • 最期はエボルト(究極態)に必殺技をあびせたが、その後ジーニアスは奪われ、変身解除に追い込まれた

確かに誰かを救ったり、時にはエボルトに勝利したりしているのですが、なぜパッとしない印象だったのでしょうか。

そう、ジーニアスフォームは決して弱かったわけではなくそこそこ活躍もしていたのですが、いかんせんエボルトが目立ち過ぎていたんですね。

ヒーローものでは敵のことをカッコいい!という人は一定数いるものですが、やはり主人公のファンが一番多いはず。しかしビルドにいたってはその主人公の最終形態があまりにパッとしなかったため、ガックリしてしまった人が多かったんです。

【終盤はずっと「vsエボルト」を見続けることに…】

結局のところ視聴者は第30話で「へ~エボルトって悪い奴だったんだね~。」とやばい存在であることに気付き「決着はまだ?」なんて思いながら見ていたら、なんと最終回。

序盤、中盤の展開がよかった反面、終盤にきて常に同じ敵と戦う展開となってしまったため、グダグダした印象を受けた人が多く、終盤はもっぱら「つまらない」という評判となってしまいました。

30話から最終回(49話)までということは約9.5時間、ずっとエボルトとの戦いが描かれていたわけです。これは出勤してランチして会社を出るまでの時間では間に合いません!そう…30分位の残業決定です。

しかも敵が強すぎて主人公はその手のひらであっちへコロコロ~、こっちへコロコロ~っと転がされている。それが続けばそりゃテンションも下がっちゃいますよね。

敵であるエボルトにフォーカスしすぎた結果、他に敵となる怪人も現れず、主人公は負けてばかりという脚本に批判が集まってしまいました。

【そしてみんなが納得しずらいオチに…】

仮面ライダーの放送は基本的には1年。そう、「vsエボルト」にも必ず最終回は訪れます。どんなラストだったと思いますか?

なんと「これまでの世界とは異なる、日本を分けてしまったジャマな壁のない新世界を作って、これまで倒された人たちもみんな復活」というものでした。しかも結局エボルトは完全に倒せたわけではなかったのです。

えー、それあり?と思ったのは、なにもあなただけではありません。多くの人が全部見た時間を返せとばかりに「ビルドは駄作だ!」とプンプン怒っていました。

もちろんこの終わり方を良かったという人もいますし涙なしに見れないという人もいますが、否定的な意見を言う人には深い理由があるんです。

そうです!あれだけ長い時間をかけて戦っておきながら世界をリセットして終わりということは「これまでのことはなかったことにしましょう」ということ。

ビルドは仮面ライダーと怪人が戦っていただけの物語ではなく、高い壁によって分断された国どうしの戦争が描かれていたはずですよね。

「戦争やそれによる犠牲(ぎせい)を全てなかったことにしようというのは、あまりに都合が良すぎないか?」

「子供がメインの視聴者なのに、それでいいのか?」

これがビルドのラストを批判する人たちの意見なのです。まさに仮面ライダーシリーズを愛しているからこその厳しい意見ですよね。

その2 設定に全く一貫性がない

https://twitter.com/Frozen_Frog_8/status/1188781794482515968

これまで特に物語の後半が「エボルトが強すぎてつまらない」という意見について見てきましたが、それ以外にも物語全体を通して駄作と言われたポイントがありました。

それは、物語の設定に一貫性がなさすぎるということ。ビルドには見ていて「???」と頭に?がたくさん浮かんでしまうシーンがたくさんあったのです。

毎週毎週の放送で新展開があるというのはある意味ライブ感があって魅力的なポイントでした。ですがその展開の早さゆえに説明しきれない、もしくは説明すらされなかった設定がたくさんあり混乱した視聴者がたくさんいたんです。

あまりの説明のなさに「ビルド」とネットで検索すると「ビルド ガバガバ」というワードが出てきてしまうほど。見ながら「あれあれ?」となってしまうと、確かにそこで見続ける気が失せてしまいますよね。

個人的にはその都度設定を説明していたらあの手に汗握るライブ感は出せなかったのでまぁいいんじゃないかな、と思っているのですが、それにしてもちょっと「???」となってしまうポイントが多すぎたかなと思います。

ただこのガバガバ設定、脚本家の武藤将吾(むとう しょうご)さんに批判が集中してしまうところですが、彼にもそうせざるを得なかった大人の事情があったと考えられます。

話題のあのドラマも武藤さんが脚本を書いているんだよ

武藤さんは2002年に第15回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作を受賞され、それ以降フジテレビを中心に脚本家として活躍されています。

武藤さんが脚本を担当された作品の中には、同じ俳優さんが出てきたり黒幕の設定が似ていたりと繋がりがあり、それを楽しむファンも多いんですよ。主な作品を紹介しますね。

連続ドラマ 電車男 2005年
小早川伸木の恋 2006年
花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜 2007年
シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎〜 2008年
アタシんちの男子 2009年
ジョーカー 許されざる捜査官 2010年
家族ゲーム 2013年
若者たち2014 2014年
怪盗 山猫 2016年
仮面ライダービルド 2017年
3年A組-今から皆さんは、人質です- 2019年
ニッポンノワール-刑事Yの反乱- 2019年
映画 クローズZERO 2007年
クローズZERO Ⅱ 2009年
シュアリー・サムデイ 2010年
テルマエ・ロマエ 2012年
劇場版 仮面ライダービルド Be The One 2018年

仮面ライダーシリーズといえば、物語に合わせて販売されるフィギュアや変身アイテムなどのグッズも注目ポイントですよね。つまり製作者側に求められるのは単純に視聴率だけではなく、そのグッズの販売数アップも期待されるのです。

そちらの効果も狙ってアイテムや変身フォームを多数登場させるために、展開が急だったり説明不足がぬぐえない作品になってしまったと言えるでしょう。

ママ
まさに「大人の事情」ってやつね。
パパ
まぁそれに気づいていながらも、まんまとグッズを沢山買っちゃうんだけどな~。
ママ
あれ?もしかしてまた買ったの?
パパ
しまった…!

その3 重いテーマを掲げたのに、その表現が軽すぎる

ビルドのテーマ、それは「科学と戦争」でした。スカイウォールのせいで3つに分断された国同士の争いに、仮面ライダーという科学の産物が兵器として巻き込まれていくという話です。

子供向けの番組でよくぞそこに踏み込んだ!とその挑戦に拍手を送る人がいる一方で、その表現があまりにも浅はかすぎるという批判もありました。よって「どれどれ、いいテーマじゃないか」と期待していた視聴者はガッカリしてしまったようです。

なぜ浅はかだと評価されてしまったかと言うと、テーマに対してリアリティに欠ける表現だったから。

例えば西都が戦争をしかけてきた!という重要なシーンでも、安っぽい兵器や人が陸上から攻めてくるだけ。これではまるで戦国時代の戦のようで、化学兵器を多用する現代の戦争とはかけ離れています。

もちろん子供たちがたくさん見る番組なので、あまりにリアリティを追及してしまってはトラウマになりかねませんが、もう少し現実味のある表現の仕方があったように思います。

しかも結局は「代表戦」と称して仮面ライダーの一騎打ちで戦争の勝敗が決まるという話に。これは…運動会の騎馬戦でしょうか?

ある意味平和的な一騎打ちで決着をつけるという展開に、多くの人が思わず「だったら最初からそうすればよかったじゃん!」とツッコミを入れました。

さらに極め付けがあの最終回。

これまでの戦争はなかったことにするというラストには「それでいいのか?」と批判する人が多くでました。

もちろん仮面ライダーは子供向け番組なので、その中で重いテーマを扱うことはとても難しいと思います。誰だって日曜日の朝からどよ~んとしたくないですしね。

でも挑戦したからにはもっと作りこんでほしかった、というのがファンの意見でしょう。

その4 アクションシーンが地味

仮面ライダーシリーズの見どころの一つであるアクションシーンですよね。仮面ライダー(の中の人)がありえない高さまでジャンプし宙を舞い、高速パンチに必殺ライダーキック!

大人が見ていても「おぉー!」となりますし、子供たちが短い手足でマネしまくる姿は微笑ましいですよね。そんなアクションシーンですが、ビルドを見ていた視聴者からは「地味…」という残念な意見が多く聞かれました。

特にビルド放送期間中の2018年2月から、同じテレビ朝日系列で放送開始となった戦隊ヒーロー『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』と比較して地味と感じる人が多かったようです。

タイトル長すぎの戦隊ヒーロー「ルパパト」

お宝を盗むのに人々からまるでヒーローのように言われている快盗戦隊ルパンレンジャーと、市民の安全を守るために戦う警察戦隊パトレンジャーの2つの戦隊が登場する珍しい戦隊モノ。

ビルドのアクションシーンが地味と感じてしまった理由として挙げられていたのが、「おーい、足止まってるぞー!」というもの。なんだかスポーツのコーチが言いそうなセリフですね。

アクションシーンに求められるのはやっぱり瞬きしていたら見逃してしまいそうな激しくスピーディーな動きでしょう。

ところがどっこいビルドではアクションシーンの間に入るセリフが多かったからか、「口じゃなくて身体を動かせ、身体を!」と思ってしまった人が多かったようです。

その5 ギャグが寒すぎる

ビルドが駄作だと言われるポイントの5つめは、ちょいちょい挟み込まれるギャグ要素が寒すぎるというもの。

実は平成の仮面ライダーシリーズはストーリーのところどころにギャグが盛り込まれることが一般的となっていて、決してビルドだけがギャグ要素を取り入れているわけではありません。

しかしビルドのギャグが寒いと言われてしまったのには、あるキャラクターの扱いに大きな理由がありました。

【寒すぎる男氷室幻徳(ひむろ げんとく)

物語のキーマンである氷室幻徳は、主人公の戦兎たちがいる東都の首相の息子であり、表向きは首相補佐官だが実はファウストというの悪の組織の幹部・ナイトローグでもあった人物。

これまでの行いの悪さから東都を追放され西都の仮面ライダーローグとして戦うこととなり、最終的にはこれまでの自分の行動を反省し父の意思を継ぐことに。

後半はビルド達と共にエボルトと戦うという何とも波乱万丈なキャラクターでした。そんな人生だったゆえシリアスなシーンが多かった幻徳ですが、物語の終盤39話で戦兎たちと仲間になったところから、彼は大きく変わります。

なんと、これまでグレーや黒の衣装が多くクールな印象だった幻徳がいきなり「威風堂々」と書かれたTシャツを着て現れたのです。これには視聴者はびっくり!「幻徳ショック」という言葉も生まれました。

それ以降、毎度毎度登場するたびに違う文字入りTシャツを仕込んでくる幻徳。もちろんそれを毎回楽しみにする人もいてグッズ化もしていましたが、あまりのキャラ変具合にドン引きしてしまった人も多くいました

「戦争と科学」をテーマにしていたビルドはどうしてもシリアスなシーンが多く、それを和らげる意味も込めてギャグシーンを入れていたのは分かるのですが、ちょっとやりすぎちゃったようですね。

ママ
「つまらない」って評価している人の意見はよくわかったけど、みんなとってもよく見て分析しているわよね?
パパ
そう!ママ、よく気が付いたね。「つまらない」と厳しい評価をしている人はたいてい作品を細かい部分までしっかり見て、他の仮面ライダーシリーズと比較したり、製作者の思いを考えたりと、とっても「仮面ライダー愛」にあふれた人たちなんだ。
ママ
ぜひ愛のある意見を、今後の仮面ライダーシリーズに活かしてほしいわね!

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駄作とは言わせない!?ビルドの高評価ポイント

「ビルド=駄作」という視点から厳しい意見をたくさん見てきましたが、何もビルドの全てがダメダメだったわけではありません。

このままではあまりにビルドが可哀想なので、これまで見てきた評価とは反対に「ビルド最高!」と言われているポイントを4つ紹介しましょう。

その1 ライダーのデザインがカッコいい

まずは仮面ライダーシリーズの見どころの1つである、ライダーのデザイン。製作者のこだわりが存分につまったいわゆるライダースーツを毎回楽しみにしている視聴者も多いですよね。

実はビルドの前作である仮面ライダーエグゼイドが良くも悪くも個性的なデザインだったこともあり、ビルドは放送開始直後から「今回は正統派でカッコいい!」と好評でした。

仮面ライダーを捨てた!?エグゼイド

こちらが仮面ライダーエグゼイド。私たちのイメージする仮面ライダーとはだいぶ異なる見た目ですよね。

また内容もお医者さんでかつゲーマーの主人公達がバグスターというゲームウイルスをゲームの世界で倒す、という異色な作品でした。

ちなみに三浦大知さんが歌う主題歌「EXCITE(エキサイト)」は、オリコンシングルランキング1位を獲得するほど大人気だったので、エグゼイドを見ていなくても主題歌は知っているという人も多いのでは?

特に人気があったのは、上の画像の仮面ライダービルド「ラビットタンクフォーム」。これはビルドの基本フォームで、名前の通り「うさぎ」と「戦車」を掛け合わせたもの。

確かにうさぎの耳のようなものが付いていますよね。可愛いイメージのうさぎをこんなにかっこよくできるなんて、すごいですよね。

このフォームを基本として様々なフォームに変身するのですが、この基本フォームがかっこいいので他のフォームもやっぱりかっこいいんです。イケメンがどんな服を着ても似合うのと同じ原理ですね。

また仮面ライダークローズの「クローズマグマ」や仮面ライダーエボルの「コブラフォーム」も人気がありました。

オレンジ×黒がイケメンすぎる!クローズマグマ

https://twitter.com/Nekoha0314OOO/status/1210892493488717830

もう見飽きた?そう言わずにもう一度、仮面ライダーエボル

出てくるライダースーツがかっこいいと、それだけでテンションあがりますよね。駄作駄作と言いながらも見続けていた人の中には「見た目がかっこよかったから」という人が多い印象です。

その2 主題歌がカッコいい

仮面ライダービルドの主題歌はなんとあの小室哲哉(こむろ てつや)さん率いるユニット、PANDORA feat. Beverly(ビバリー)による『Be The One』でした。

小室哲哉さんってどれだけすごい人?

言わずと知れたヒットメーカーで、1990年代は小室哲哉さんがプロデュースする楽曲がオリコンチャートを独占しまくっていました。

TRF、観月ありさ、hitomi、篠原涼子、安室奈美恵、globe、内田有紀、華原朋美…。有名なあの人もこの人もみーんな小室さんがプロデュースしたアーティストであり、小室ファミリーと呼ばれています。

曲自体ももちろんとてもかっこいいのですが、Beverlyさんの伸びやかで力強い歌声がたまりません。

Beverlyさんがヒットしたのは小栗旬(おぐり しゅん)さんのおかげ?

Beverlyさんはもともとフィリピン生まれで、2016年に日本でのプロデビューを目指して来日。

レストランで歌っていたBeverlyさんの歌声に惚れこんだ俳優の小栗旬さんが、ご自身の主演ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』のプロデューサーに紹介したところ、なんとBeverlyさんの楽曲『I need your love』がそのドラマの主題歌に選ばれ、CDデビューを果たすことになったのです。

本当にドラマのような話ですね。

さらに「明日の地球を投げ出せないから」「強くなれるよ 愛は負けない」など、まさにビルドの世界を表現した熱いメッセージが込められた歌詞。

どんなドラマや映画でもそうですが、主題歌は「ここぞ!」という場面で流れますよね。ビルドもしかり。みんなこの歌声と歌詞で胸が熱くなりました。

パパ
やっぱり主題歌は作品を盛り上げる重要なポイントだよな。
ママ
この曲が流れるとすぐ脳内でビルドの映像も流れ始めるわ。

その3 正統派の正義のヒーローが見れる

これまた前作のエグゼイドから一転、ビルドはかなり正統派のヒーローを描いた物語でした。

正統派のヒーローと言えば、アンパンマンですね。あれ?でもアンパンマンは顔がくしゃっとなったら大変なのでは…?なんて画像ボケは置いておいて…、この画像のシーンで主人公・桐生戦兎はこんな名言を残しているんです。

くしゃっとなるんだよ。誰かの力になれたら心の底から嬉しくなって、くしゃっとなるんだよ。俺の顔。マスクの下で見えねぇけど。

どうでしょう?まさに正義のヒーローって感じがしませんか?

さらにはこんなセリフまで。

理想を掲げて、何が悪い!ラブ&ピースが、この現実でどれだけ弱く、脆(もろ)い言葉なのかは分かっている。それでも謳(うた)うんだ!愛と平和は俺がもたらすものじゃない。一人ひとりがその思いを胸に生きていける世界をつくる。そのために俺は戦う!

先ほどの主題歌の歌詞とも繋がるところがありますよね。

今時こんな真っ直ぐな心を持った少年っているのか!?というくらい純粋に誰かのために頑張る主人公を見て、これまた純粋にかっこいい…!と感じた人は多かったようです。

その4 俳優さんたちの役の演じ分けが素晴らしい

ビルドの物語の中では、主人公の桐生戦兎をはじめ主要メンバーがその時の状況によってキャラがガラリと変わる、ということが多くありました。簡単にまとめてみましょう。

桐生戦兎 葛城巧 戦兎の本当の姿であり、クールな天才科学者
佐藤太郎 葛城巧の身代わりであり、戦兎の顔となったハイテンションなバンドマン
エボルト エボルトに乗っ取られた状態
万丈龍我 エボルト エボルトに乗っ取られた状態
猿渡一海 カシラ 仲間から慕われる兄貴分
オタク ネットアイドルみーたんの大ファン
石動美空 みーたん ネットアイドル
ベルナージュ 美空に乗り移る火星文明の王妃

主人公の戦兎に関しては、実は佐藤太郎の顔をした葛城巧だったという複雑な設定もあり、演じた犬飼貴丈(いぬかい あつひろ)さんはなんと4つの役を演じ分けていたんです。

それぞれの役をしっかりと演じ分けているその演技力は、ネット上でもかなり高く評価されていました。

仮面ライダーと言えば「若手俳優の登竜門」としてデビューしたての俳優さんが主人公に選ばれることが多いのですが、犬飼さんはビルド放送までに3年以上俳優としてのキャリアを積んでいたんです。

だから初めから安定感のある演技で、この1人4役という難しい役も見事に演じられたのですね。

1人9役演じたのは、仮面ライダー電王の佐藤健(さとう たける)さん

仮面ライダー電王の主人公・野上良太郎(のがみ りょうたろう)を演じたのは、デビューしたての佐藤健さんでした。

野上良太郎は様々なイマジンという怪人のような存在に乗り移られるという設定があり、全部で9役を演じ分けていました。

現場のスタッフたちからも思わず「天才…」という言葉がもれたそうです。今の活躍ぶりの理由がわかりますよね。

また一海や美空は、その時々で二重人格のようにキャラクターが変わるという特徴のある役でしたが、こちらもかなり思いきったキャラ変ぶりで、犬飼さんだけでなく他の俳優さんたちの演技力の高さもうかがえました。

それぞれどんな俳優さんなのか、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。


数字で見るビルドの評価

さて、果たしてビルドは駄作なのか?それとも名作なのか?ちょっとどっちなのかよく分からなくなってきたかと思いますが、ビルドの視聴率は平成に入ってからの仮面ライダーとしては下から2番目

視聴率を見る限り、駄作なのは否定できないのか…と思ったら、2番目という事はビルドより下がいるということですよね。気になりますよね~。ちょっと見てみましょうか。

駄作と言われるビルドより下が存在する!?

平成最後の作品である「仮面ライダージオウ」がビルドの視聴率3.2%を0.2%だけ下回り残念な結果になりました。

視聴率ってどうやって測っているか知ってる?

一般的に世間に出ているのは「世帯視聴率」といわれるもので、全国27地区に分けて調査しています。

朝5時から翌朝5時まで24時間の視聴データを集めて、それぞれの地区の対象世帯のうち何%がその番組を見ていたかを調査します。

関東地区はたった900世帯、以外と少ないサンプル数なんですね。

平成最後ということで、これまでの平成仮面ライダー達が登場したりと注目ポイントはたくさんあったのですが、なかなか視聴率は伸びず…。

「終わり良ければすべて良し」という言葉がありますが、残念ながらそうはなりませんでした。どちらかと言うと「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」ですね。

竜頭蛇尾、頭が竜でしっぽはヘビということは…?

頭は竜のように堂々として立派だが、尾は蛇のように細くて弱いという意から、はじめは盛んだが、終わりはさっぱり振るわないことのたとえ。

私も学生の時のマラソンでは、まさにそんな感じでしたね。

ちなみに平成に入ってから高視聴率を記録したのは「仮面ライダーアギト」11.7%でした。実はアギトも主人公が記憶喪失で見つかり敵と戦う物語だったんです。

同じ記憶喪失でも視聴率までは同じようにいきませんでしたね、残念です。ただ視聴率の低下に関しては時代の流れもありドラマを見るものがテレビからDVD、さらにはインターネット回線がどこの家でも当たり前になったことも影響していそうですよ。

確かに毎週の楽しみもいいですが「一気に見たい!」なんて人も少なくないですよね。私もそのうちの一人だったりします。

今や視聴率で人気は測れないと言ってもいいかもしれませんね。

歴代仮面ライダーの視聴率をまとめた記事もあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。

視聴率だけで作品の人気は判断できない

その番組の人気を表す最も有名な数字は視聴率ですが、戦隊ヒーローものに関しては実は視聴率だけではその人気ぶりを説明するには不十分なのです。

では人気を表すもう一つの数字とは何か。それはズバリ「グッズ・オモチャの売上高」です。

そうです。仮面ライダーと言えば放送中から変身ベルトに始まりフィギュアやカード、お弁当箱や文房具が販売され、しまいには食玩(お菓子のおまけ)としてコンビニにも並ぶほどですよね。

なので単純にテレビの視聴率だけでなく、その売上高を見ればそのシリーズの人気がどうだったのか分かるというわけです。

ではビルドのグッズの売れ行きはどうだったのか。主にオモチャを販売しているバンダイナムコホールディングスの会社資料を見てみました。

すると実は前半はエグゼイド、後半はビルドが放送されていた2017年度の仮面ライダー関連のオモチャの売上は平成の中で第4位(248億円)、ビルドとジオウが放送されていた2018年はなんと第2位(273億円)の売上高をたたき出していました。

視聴率ではシリーズの中でビリ争いをしていたビルドそしてジオウですが、オモチャの売れ行きは良かったようです。

視聴率は悪い、でもオモチャは売れた。駄作という人もいれば、名作という人もいる。さぁ果たして仮面ライダービルドは本当につまらない作品だったのでしょうか?

本当に駄作かどうか、決めるのはあなた!仮面ライダービルドの「1話〜最終話」を今なら全話まとめて無料で見れます↓↓

まとめ

  • ビルドは物語の後半、強すぎる敵・エボルトとひたすら戦い続ける展開が「つまらない」と言われる大きな理由だった
  • 設定に一貫性がなかったり、重いテーマに対する表現が軽いなど、脚本に対するマイナス評価が多かった
  • アクションシーンが地味だったり、ギャグが寒いという点も駄作という評価につながっている
  • 各ライダーのデザインや主題歌、俳優さんに対する評価は良い
  • ビルドは正統派のヒーローを見たい人にはオススメ
  • 視聴率は低かったが、オモチャの売上は高かった

ビルドが駄作と言われていたポイントを見ていくと、「エボルト推し」という点を含め、脚本に対しての批判的意見が多く見られました。

仮面ライダーシリーズは放送期間が1年ととても長いこともあり途中でテンポが悪くなってしまったり、方向性の変更が出たりすることもあるので、脚本家としてはなかなか苦労が多いようです。

なかなか厳しい意見が多かったですが、それだけ真剣に仮面ライダーシリーズを見ている熱いファンが多いということですね。


久しぶりに仮面ライダーが見たい!しかも無料で見たい!と思っている方いませんか?そんな方にこっそりと無料で安全に見る方法を教えちゃいます↓↓

◆昭和の仮面ライダー

◆平成の仮面ライダー

 

子供の思い出の為に今すべきこと

子供が大好きなキャラクターショー!子供にとってキャラクターとのふれあいは一生の宝。僕も昔にデパートの屋上であったキャラクターショーにつれていってもらった思い出は今でも覚えています。

子供ながらに感動しっぱなしだったなぁ。

スマホやPSP,任天堂DS、switchなど今はたくさん遊ぶものがありますが、キャラクターショーには心の中に一生残る魅力があります。

子供の為にも親として一度は連れていってあげて欲しい。

面倒臭いあなたの為にキャラクターショーの全てを調べました。

子供の心に残る一生の思い出を作るキャラクターショーはこちらです↓

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